訃報の書き方と文例

訃報の書き方と文例をご紹介します。社員や社員の家族、自治会の会員などが亡くなったのを受け、訃報を作成することになった方向けです。初めてでもスムーズに訃報を作成することができます。

訃報の書き方

訃報には、以下の事項を記載します。

  • 誰がいつ何歳で亡くなったか
  • 喪主の名前
  • 通夜の日時・場所
  • 告別式の日時・場所

家族や親族のみの葬儀のため参列を辞退する場合、香典を辞退する場合はその旨も合わせて書きましょう。

故人や喪主の続柄は、以下のような敬称で表します。

  • 父親→ご尊父
  • 母親→ご母堂
  • 夫→ご主人
  • 妻→ご令室
  • 息子→ご子息
  • 娘→ご令嬢
  • 兄弟→ご令兄、ご令弟
  • 姉妹→ご令姉、ご令妹

ただ、社員や社員の家族の訃報を社外に伝える場合、上記のような敬称や「様」は使いません。たとえば、男性社員が亡くなり、その妻が喪主を務めるような場合、社外への訃報では故人のことを「◯◯儀」、喪主のことを「◯◯(妻)」と書きます。

亡くなった年齢は「享年◯歳」と書きます。享年は本来、数え年(生まれた年を1とする)で数えるものですが、現在は満年齢(生まれた年を0とする)で数えるのが一般的となっています。

また、注意したいのが「忌み言葉」です。具体的には、大変なことになる、浮かばれない、重ね重ね、いよいよ、再び、繰り返し、生きている時、死亡などがそれにあたります。宗教(神道・キリスト教)によっては、成仏、ご愁傷様、供養といった言葉も不適切となるので、うっかり使用してしまわないよう気をつけましょう。

各所に伝える訃報の文例

書面で訃報を伝える場合、一番はじめに書くのは「各位」「◯◯会社 御中」「従業員各位」「会員各位」「◯◯町の皆様へ」などです。次に日付と会社名や自治会名を書きます。

そして「訃報」の見出しの下に「誰がいつ何歳で亡くなったか」を書きましょう。以下に文例をいくつかご紹介します。

弊社代表取締役会長 ◯◯儀 かねてより病気療養中のところ◯月◯日午前(午後)◯時◯分に◯歳にて永眠いたしました
ここに生前のご厚誼に深謝いたしますとともに謹んでお知らせ申し上げます
つきましては通夜告別式は下記のとおり執り行います
◯◯部◯◯課◯◯氏のご尊父◯◯様が◯月◯日午前(午後)◯時◯分に不慮の事故により急逝されました 享年◯歳
通夜告別式は下記のとおり執り行われますことをお知らせいたしますとともに謹んで故人のご冥福をお祈りいたします
この度 第◯班 ◯◯様が去る◯月◯日午前(午後)◯時◯分にご逝去されました(享年◯歳)
なお通夜告別式は下記のとおり執り行われますので謹んでお知らせいたします

上記のような文章の後に「記」を入れ、以下のように「喪主の名前」「通夜の日時」「告別式の日時」「通夜・告別式の場所」などを書きます。

  • 喪主 ◯◯様(続柄)
  • 通夜 ◯月◯日 ◯時より◯時まで
  • 告別式 ◯月◯日 ◯時より◯時まで
  • 場所 ◯◯斎場 住所 電話番号

最後に右下に「以上」「お問い合わせ先 ◯◯部◯◯課」などと書いて終わります。

訃報を社外に通知する場合は、会社の危機管理能力を問われるケースが多いので、よりきちんとした内容で伝える必要があります。もし取引先や会社OBなどへの訃報通知を忘れた場合は不信感に繋がりますので十分注意しましょう。抜けのないように何度も読み直し、送付してください。